6月26日、またも曇りのち雨の怪しい天気の中で決行しました。石北峠の北に延びた丘陵に沿って聳え立つ、武華岳(標高1,758.5m)です。層雲峡温泉からここまでが長い!旭川の自宅よりも実家の方が近いんじゃないだろうかってくらいに長い!「北大雪」と称されている山域だそうで武利岳、ニセイカウシュッペ付近の平山に続いています。雰囲気が似てるわけだ。いつもリサーチは夫任せ、帰ってきてからこうしてブログを書く際にようやく地図をじっくり見てます。地図って面白いね。
登山口。駐車場らしきスペースはないですが、ちゃんと駐車すれば5台くらいは駐められそうなスペースがあります。トイレもないので先に済ませておいた方が良いです。トイレは石北峠の頂上にありましたよ。(ペーパーは持参で!)右側にある水場に小さなタワシが置いてあって、靴の泥を洗い流せたのは有り難い!
小さな川を渡渉する箇所があるのでちゃんと足下は防水で固めておかないとツライ事になりそう!イトソムカ川と小さな滝が登山道沿いにありました。
ライオン岩コースと東尾根コースの分岐があります。ライオン岩コースの登りはハードらしいということで東尾根コースへ。わかりやすい!くっきりとY字の分岐!
ハイマツを抜け、開けたところにケルンが。一瞬ここが山頂か?なんて期待しました。下山時に記念に一枚。
9合目、「山頂まであと1.0km」の地点で立ち尽くしているところ。矢印の看板が地面に置かれていて、周りはまたしても濃霧で覆われて遠くの景色が見えなくなってしまったのです。恐らく写真の左側が山頂らしいのですが、山頂方面へ虫だらけのハイマツの中を進むと濃霧が増してきました。雪渓をみて富良野岳での滑落が蘇ってまたこの分岐へ。右へ進むと開けた景色と下りのようなルートに。暖かい空気に包まれ霧も晴れてゆく。天候の変化を肌で感じられます。
振り返ると山頂らしき部分が顔を出してきてまた分岐へ引き返し、するとまた濃霧に。「今日はここで引き返せ」って言われているような気がしてきてここでリタイアすることにしました。こうなったら勘が頼り!
下山しながら可愛らしい花を撮れるだけ撮りました!コケモモ!
ゴゼンタチバナ!花弁がうっすらと緑色で可愛い。
倒木の上に自然に出来た盆栽のようなものが。キレイな植物たちがたくさん。
ミツバオウレン。やっと名前がわかった!
自生しているブルーベリー。
これはわからない…。イソツツジ?キレイなのに名前が分からない!
イワウメ。咲きかけ。今頃は満開でしょうか。岩場にびっちりとこの花が咲いたらどんなにキレイだろう。
ウコンウツギ。黄色は目立つね。
9合目で下山を選択して大正解でした。あと20分程で登山口に到着しそうな時に更に霧が濃くなり、雨まで降り出しました。ホラー映画で出てきそうな景色。予報では猛暑日になるとか聞いていたのに一日中気温も上がらず18℃程度のまま。
初のリタイアでしたが、キレイな山を見つけられたので良い登山でした。ここももう一度、天気の良い日に再挑戦したいです。いろんな方のブログを巡っていたらガスがかかりやすい山なのか、濃霧で景色が見えないという一文を多く見かけました。あと、紅葉シーズンに人気がある山のようですね。ニセイカウシュッペも紅葉がキレイだったもんな。約4時間。あまり汗をかかなかったせいか水分もあまり取っておらず2Lのプラティパスはほぼ満タン。
お風呂は層雲峡温泉の朝暘亭へ。さすが、ホテル。脱衣所にヘアブラシ、コットン、メイク落としからスキンケア用品などアメニティがしっかりとありました。それらは使わせていただきませんでしたが、綿棒と水飲み場があるのは本当にありがたい。この日は女性が7階・天空露天「朝陽山」と2階・癒しの湯「桂月」、男性が7階・展望大浴場「黒岳」でした。「桂月」にも入れば良かったなぁ。