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Autumn foliage in ASAHIdake

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9月18日、夏の暑さはどこへやら。彼岸を前にすっかり朝晩は寒くなり一気に紅葉が進みました。前回の登山から1ヵ月以上も間があったのと、高機能のフリースを装備に加えたため、一体どれ程の寒さに耐えられるのかも試したくてウズウズ。台風一過で天気予報は芳しくありませんでしたが旭岳へ登りました。なんとこの日は初冠雪の前日!紅葉を観に来た観光客で賑やかでしたが、残念ながら100m先の景色が完全にフェードアウトされるくらい見事な濃霧でした。



姿見駅から100mくらいの地点。うっすらとしか見えない。



ナナカマドがキレイに色づいてました。昨秋の旭岳登山がかなり恵まれた天候だったからちょっと切ない。



目の前が真っ白なのですが!



霧の裂け目からチラチラと山が見え隠れ。



姿見の池のあたりは景色が最高なはずなのに湖の縁すら見えない。



先程の画像の三分後。少しだけ晴れた!



先の登山者の存在もこのときに知る。こんなに近いのに見えていなかった。



度々、霧が晴れて景色が楽しめる。喜ぶ夫。



7合目あたりから引き返す登山者と数組と出会う。「8合目から上は氷の世界」「風が強すぎて諦めた」等。わたしたちも8合目まで行ってみて考えようか、と取りあえず登る。この辺りから雨や霰、目が開けにくくなる程の強風に煽られ始める。新しいフリースが大活躍です。



8合目に突入。これが氷の世界か!草が氷の花を纏ってる!今シーズンから導入して活躍する機会がなかったレインパンツを着用し、帽子を脱ぎ、フードをしっかり被り更に上へ進む決意をしてしまった。何故かまだまだ行けそうな気がして。



あまりの強風に笑ってしまう。今時期でこうなら雪山なんてどうなるの!?



こんな体勢で登る登る。すれ違ったご夫婦に声をかけると「山頂行けるよ!」と。グローブだけがオールシーズン対応の通気性が良い物だったから第一関節の感覚が変になって来ていたけど、またやる気になってしまって登る登る。



山頂に着いちゃった!標識が冷凍庫の霜がこびりついたようになってる。ストックでつついても落ちないくらい頑丈な氷でした。



ベテラン登山者の方々に「その装備なら大丈夫だよ!」と太鼓判を押され、間宮岳方面へのお誘いをいただきましたが、指がかなり悴んでいたのと足手まといになってしまう心配があったので泣く泣くお断りしました。しっかりしたグローブで指先が守られていたらご一緒したかった。いつかまた出会いたいです。



山頂でのランチは無理だったので一端下山して姿見駅へ戻ります。下山は早い。というか晴れてきた。



一時間程度で5合目付近に。エゾオヤマノリンドウがすらりと立った秋の花畑。



姿見駅で休憩とランチ済ませて、周遊コースへ。もっと紅葉を見たい!すると何故だろう本当に晴れてきた。山頂はまだ雲の中…。



朝には見えなかった景色です。同じ道なのに違う場所みたい。



じわりじわりと山頂も見えてきます。戻りたい。



姿見の池に映る。



山頂からの景色はこんなもんじゃないんですよ。もっとパノラマなんですよ。見られたから良いけど悔しい。



ロープウェイに乗る直前。嘘でしょ、全部見えてる。



山頂でのムービーです。山頂に到着して2枚ほど写真を撮ったところでiPhoneの電源が落ちてしまって夫に撮ってもらいました。完全防備のわたしが一瞬だけ写ります。山の寒さは恐ろしい。



今年は天候によって計画通りの登山が出来ていませんが、今回は時に良い経験になりました。帰りのロープウウェイでは周遊コースで紅葉を楽しんできたであろう軽装の中年グループがクッキリと見えてきた山頂を見て「初冠雪だ!」と大喜びしておりましたが心の中で「いいえ、あれは氷です。雪ではありません。氷ですよ。」とお伝えしておりました。是非とも登ってみて頂きたい。地上の景色とは違い、たった2時間程度で四季のの移ろいをダイレクトかつ全身で味わえますよ。装備だけはしっかりとしていこうね。
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